平成30年度 伊藤 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 40 202 360 512 491 439 351 44 -
当院は甲状腺疾患に専門特化した医療機関であり、患者様は全国よりご来院頂いております。こちらの表は、2018年度(平成30年度)中に当院を退院された患者数を10歳刻みの年齢階級別に表記しています。40~60代の患者様が多く、全体の約6割を占める結果となりました。当院入院患者様は甲状腺の手術を行う割合が圧倒的に多く、それらの対象となる疾患(甲状腺癌、甲状腺良性腫瘍、バセドウ病等)の好発年齢に関係があるのではないかと推測できます。この表には提示されていませんが、自己免疫性甲状腺疾患は女性に多く発症すること、また甲状腺結節も一般に女性に多いことなどから、性差として女性の割合が多い事も当院の特徴の一つになっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100020xx010xxx 甲状腺悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等1なし 842 7.11 8.68 0.12 51.1
100130xx97x0xx 甲状腺の良性結節 手術あり  手術・処置等2なし 639 6.96 7.49 0 51.7
100140xx97xxxx 甲状腺機能亢進症 手術あり 280 7.56 9.46 0 42.3
100020xx99x2xx 甲状腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2-2あり 172 3.52 6.51 0 55.4
100220xx01xxxx 原発性副甲状腺機能亢進症、副甲状腺腫瘍 副甲状腺(上皮小体)腺腫過形成手術 副甲状腺(上皮小体)摘出術等 110 7.01 8.56 0 59.9
診断群分類(DPC)とは、WHO(世界保健機関)が定めた国際疾病分類(ICD:International Classification of Disease)に基づき分類した約500種類の基礎疾患を重症度、年齢、手術・処置の有無、定義副傷病名などで分類した診断群のことです。
こちらの表は、2018年度(平成30年度)の診断群分類別の患者数の多い順、上位5位をピックアップし科別に集計いたしました。平均年齢や転院率の他に、当院の在院日数と全国医療機関の平均在院日数を表示しており、全国比較することができます。
まず外科ですが、第1位は甲状腺悪性腫瘍に対する手術842件、第2位は甲状腺良性結節に対する手術639件という結果でした。第3位は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)に対する手術280件、第4位は甲状腺悪性腫瘍に対するアイソト-プ治療(放射性ヨウ素内用療法)172件、第5位は副甲状腺に対する手術110件という結果でした。第4位の甲状腺悪性腫瘍に対するアイソト-プ治療(放射性ヨウ素内用療法)ですが、この治療にはがん細胞が他の臓器へ転移している場合に行う治療と甲状腺組織の残存部を破壊(アブレーション治療)することで将来的に再発を減らすという方法が混在しています。
このような治療は特別な設備を有する全国でも限られた施設のみが行うことができ、内科で行っているバセドウ病に対するアイソトープ治療と同じく当院の特徴となっています。平均在院日数は全国の数値と比較すると上位5位ともすべて1日~3日程度短い結果でした。また、外科的治療は基本的に入院から退院まで当院で治療を行うため、転院率はほぼ0%となっています。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100140xx99x2xx 甲状腺機能亢進症 手術なし 手術・処置等2-2あり 194 7.13 8.9 0.52 50
130030xx99x00x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 19 5.21 10.01 5.26 71.9
100140xx99x00x 甲状腺機能亢進症 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 6.00 10.34 11.76 48.2
100140xx99x1xx 甲状腺機能亢進症 手術なし 手術・処置等2-1あり 13 10.77 22.41 0 68.0
130030xx99x2xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2-2あり - 17.5 28.28 0 73.3
次に内科では、第1位が甲状腺機能亢進症(バセドウ病)に対するアイソト-プ治療(放射性ヨウ素内用療法)で194人の患者様が治療され、平均在院日数は約7日でした。全国の数値と比較すると約2日程度短い結果となっています。第2位は非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫)の診断目的で行う試験切除術で19件になります。この病気は病態によって血液疾患専門の病院へ紹介することもあります。第3位は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)で手術なし17件で、抗甲状腺薬での副作用の治療などを含んでいます。第4位は甲状腺眼症(バセドウ病眼症)に対するリニアック治療で、13件と前年より倍近く多い結果となりました。第5位は非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫)に対する化学療法(リツキシマブ)4件でした。化学療法は通常、入退院を繰り返し数回に分けて行いますが、当院では患者様の利便性を考慮し、休薬期間も含め1回の入院で複数回の治療を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - - -
大腸癌 - - - - - - - -
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - - - -
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院は甲状腺疾患の専門病院のため、初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数については、該当がありませんでした。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 - - -
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
当院は甲状腺疾患の専門病院のため、成人市中肺炎の重症度別患者数等については、該当がありませんでした。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 - - - -
その他 - - - -
当院は甲状腺疾患の専門病院のため、脳梗塞の患者数等については、該当がありませんでした。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) 620 1.88 3.99 0 51.7
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) 489 2.06 4.04 0.2 51.8
K4632 甲状腺悪性腫瘍手術(全摘及び亜全摘) 329 2.1 4.11 0 49.4
K462 バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉) 252 2.65 4.03 0 41.0
K4641 副甲状腺(上皮小体)腺腫過形成手術(副甲状腺摘出術) 110 2.05 3.96 0 59.9
こちらの表は2018年度(平成30年度)に外科で施行された主要な手術別の患者数です。ランキングとしては良性の片葉切除術が620件で第1位でしたが、第2位の悪性の片葉切除術489件と第3位の悪性腫瘍に対する全摘手術329件を合算すると818件となり、甲状腺悪性腫瘍の手術件数が最も多いことがわかります。第4位はバセドウ病の手術252件、第5位は副甲状腺の手術110件という結果でした。バセドウ病の甲状腺全摘術は術前に甲状腺ホルモンのコントロールが必要な場合もあるため、他の手術より平均術前日数は若干長くなります。また、平均術後日数はどの手術でも大差はなく4日程度となっています。当院は甲状腺疾患の専門病院として年間約2000件近くの甲状腺疾患の手術を行っているため、疾患ごとのクリニカルパスが確立されており、術前、術後の在院日数も短く、安全な手術治療に努めております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
当院は甲状腺疾患の専門病院のため、その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)については、該当がありませんでした。
更新履歴
2019年9月26日
平成30年度 伊藤病院指標を公表しました。