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甲状腺関連情報 |
■甲状腺手術について
発行月:2003年09月
手術前後の経過概略をご紹介いたします
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甲状腺手術について 外来診察で手術治療を受ける事が決まると、術後までの経過は症状や手術への不安と共に心配も多い事と思います。最初に当院での手術治療前後の経過の概略をご紹介致します。通常他に合併症(余病)が無いか、あっても治療を受けて良くコントロールされていれば手術二日前に入院となります。入院初日には最終的な甲状腺機能、血液、生化学検査や病状の評価に必要な検査を行います。また、入院のオリエンテーションと担当医から病状や手術内容についての説明があります。手術は午前と午後とに行っていますが、いずれも6時間後には起き上がる事が出来ます。抜糸は手術の2日後に行い、その後はテープ固定をします。術後の低カルシウム血症でカルシウムの補充に時間を要する場合などを除けば通常は手術4日後に退院となります。退院後は普通の日常生活はすぐに可能となり、自宅での臥床療養の必要はありません。 伊藤病院での手術の年齢分布は幅が広く、昨年1年間(2002年度)の手術総件数は1233人で、疾患別ですと腫瘍性疾患で手術される方が全体の約80%を占めています。 疾患別手術数の表にもありますように甲状腺疾患全般の手術を行っていますが、疾患に応じて手術時の麻酔方法が異なってきます。麻酔の主な目的は手術で体にメスをいれる為に生じる痛みと大きなストレスから体を護ることが目的となります。麻酔には全身麻酔と局所麻酔があります。全身麻酔では意識が無くなり眠ってしまいます。主な方法は、静脈麻酔薬を静脈に注射することを主とする方法と麻酔ガスを吸入することを主とする方法がありますが、どちらも患者様は呼吸が弱くなってしまうので、口からチューブを挿入し器械で呼吸の補助を行います。局所麻酔では麻酔を施した部分の感覚を失いますが、意識ははっきりとしています。患者様の状態や手術の手技上で、鎮静剤を使用することや静脈麻酔薬を持続的に点滴し浅く眠ってもらうこともあります。いずれも麻酔医を中心に厳重な管理のもとに行います。 今回は甲状腺の手術について掲載させていただきましたが、患者様の疾患や背景などでも個人差があると思いますので、ご不明な点などがありましたら「担当医師」「医療相談員」までご相談ください。 |