CT検査
CTとは、X線と検出器とコンピューターを用いて人体の輪切りの断面像を作る装置です。甲状腺疾患のみならず現代医療には不可欠な医療機器の代表といえます。
現在では断面を薄くすることで、病気による小さな変化の発見・観察だけではなく、たて、よこ、ななめといった任意の断面に加えて鮮明な3D画像(立体像)による観察も可能であり、病変部位をわかりやすく観察することができるようになっています。
当院のCTによる代表的な検査(撮影)部位は、頚部(甲状腺)、胸部です。以下で、その代表的な2例をご説明します。
採血室
頚部(甲状腺)のCT検査 胸部のCT検査
検査方法について
甲状腺疾患の正確な診断のために、造影剤※(非イオン性ヨード造影剤)という薬を注射して撮影します。病状などによっては、造影剤を使用しない場合もあります。(図1)
検査時間は20分程度で終了します。

※造影剤とは、(図2)のように画像にコントラストをつけ、病変を発見しやすくするための検査用の薬です。造影剤が流れる部分、すなわち血流のある部分は白く映ります。特に甲状腺の周囲は図2のように細かな血管やリンパ節が複雑に位置しているため、その位置関係を把握するためのとても有用な薬となっています。
細かな血管やリンパ節の位置関係が明瞭になります。
図1:造影剤を用いないで撮影したもの 図1:造影剤を用いないで撮影したもの 図2:造影剤を使用し撮影したもの 図2:造影剤を使用し撮影したもの
検査時のお願い
検査を受ける前に、授乳中・妊娠中・妊娠の可能性がある方は事前にお知らせください。
撮影部位に金属などがあると、画像の質が低下することがあります。診断の妨げになる可能性がありますので、場合によっては検査衣をご用意します。
造影剤の使用にあたって下記の事項に該当される方は使用できないこともあります。そのため診察時だけでなく、検査室においても確認させていただいておりますのでご了承ください。
検査時のお願い
アレルギーのある方、喘息のある方、以前に造影剤を使用し体調を崩されたことがある方、心疾患、腎疾患、造影剤使用後の3日間授乳の中止ができない方
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