手術
当院で行っている甲状腺疾患の手術治療は、次の3つがあります。
バセドウ病に対する手術治療

甲状腺ホルモンを過剰に分泌している甲状腺を切除することで甲状腺機能を安定化させる治療方法です。手術の最大の長所は他の治療法と比較して治療効果が短期間で確実に得られることです。手術の前に飲んでいた内服薬は手術後にすぐに中止できます。
短所は入院が必要であること、首に手術による傷ができること、手術による合併症があることなどがあげられます。

具体的な手術の方法はこちらをご覧ください。
良性腫瘍に対する手術治療

甲状腺にできたしこりを取り除く治療法です。病状によって、しこりのみを取り除く場合と、しこりがある側の甲状腺を切除する場合があります。副甲状腺は原則的に体に残す術式であり、比較的、体に負担の少ない治療と考えられます。
橋本病の合併がなければ、ほとんどの場合、術後にホルモン不足になることはありません。なお、術後に行う病理学検査(顕微鏡でしこりの種類を判断する大切な検査)で診断が確定されます。

悪性腫瘍(がん)に対する手術治療

病巣がある側の甲状腺を切除(片葉切除)し、関連が深い頚のリンパ節を一緒に摘出(リンパ節郭清)するのが標準的な治療法です。病巣が複数あったり、はれたリンパ節があらかじめわかっているなど、病気の広がり具合によって切除する範囲やリンパ節を郭清する範囲が変わってきます。
また、バセドウ病や良性腫瘍の手術と同様に、副甲状腺は原則的に残す術式ですが、悪性腫瘍のそばの副甲状腺はあえて切除しておいた方がよい場合があります。

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