![]() リニアック治療とは、腫瘍を縮小または破壊するためにリニアック(直線加速器)を用いてエネルギーの高い放射線(X線、電子線)を照射する治療法です。
放射線は、腫瘍細胞内の遺伝子(DNA)にダメージを与え、腫瘍細胞を破壊します。この放射線治療によって、腫瘍を治したり、腫瘍の増大による痛みなどの症状を緩和することが可能です。 放射線によって、正常細胞も同様にダメージを受けますが、腫瘍細胞とは異なり自分自身で修復することができます。基本的には、腫瘍細胞を攻撃する力をもっとも強くし、また正常な細胞の障害を少なくするために毎日、少しずつ治療を行います。 当院では、甲状腺悪性リンパ腫、甲状腺がん、悪性眼球突出症、骨転移などの疾患を対象にリニアック治療を行っています。 治療開始前に、CTスキャンにより放射線量や期間の予定をたてます。1回の放射線照射時間は数分間です。すべての治療は外来通院が可能ですが、その場合は診察なども含めて1時間程度かかります。 ■放射線治療による副作用について放射線治療における副作用の多くは、放射線があたる部位に出現してきます。 頭部の治療では脱毛や吐き気、頚部の治療ではのどの痛みや唾液の分泌障害などがあります。これらの副作用は治療開始2~3週間後から現れ、治療終了後も数週続きますが、徐々に改善されていきます。 そのため、副作用への早期対応ができるように、治療終了後にも定期的な診察が必要です。照射部位は固定具を使用するか、皮膚に専用のマジックでしるしをつけます。
治療時には照射部位の皮膚の露出をしていただきますが、着替えは不要です。
照射中は、患者様が治療室に1人になりますが、担当者がモニターで見ています。また、マイクを通して会話もできますので、何か心配なことがありましたら担当者に声をかけてください。
治療中の日常生活についてはとくに制限がありませんが、人によっては疲れ、だるさを感じる場合もあります。規則正しい生活を心がけてください。
放射線治療中に喫煙をされると治療の妨げになることがありますので、治療中および治療後は禁煙を心がけてください。
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