甲状腺疾患の薬

よくあるご質問

よくあるご質問

■甲状腺ホルモン薬(T4製剤)※T4製剤(チラーヂンS、レボチロキシンナトリウム錠「サンド」)

■抗甲状腺薬

答え

■甲状腺ホルモン薬(T4製剤)※T4製剤(チラーヂンS、レボチロキシンナトリウム錠「サンド」)

Q1.いつ服用したらよいですか?
A1.
1日1回の服用の場合、当院では朝食後と薬袋に指示しています。しかし、医師より直接服用に関する指示を受けた場合を除き、このお薬は服用する時間帯による効果の違いはあまりありませんので、食事に関係なく、飲み忘れのない決まった時間に服用するようにしてください。
Q2.薬を飲み忘れてしまいました。どうしたらよいでしょうか?
A2.
1日1回服用されている方は、思い出した時に1回量を、その日のうちに服用してください。また、1日2~3回に分けて服用されている方は、思い出した時に1回量を服用し、次回から通常の時間帯で服用するようにしてください。
もし、翌日気づいた場合は、前日の分は服用せず当日分だけを服用してください。
Q3.薬を飲みはじめたら動悸がします。どうしたらよいでしょうか?
A3.
2~3週間は、指示された服用回数よりも多く分割して服用してください。例えば、1日1回の場合は1日2回に分けて、1回量がもし半分になる場合は割って服用していただき、その残りを次回まで残しておいてください。
その期間後は、指示された服用回数でお飲みになっても動悸は起こらないと思います。それでも起こる場合は、医師または薬剤師にご相談ください。
Q4.薬の保管方法はどうしたらよいでしょうか?
A4.
子供の手が届かない場所で、直射日光のあたらない比較的涼しい場所で保管してください。
Q5.1年前の薬が出てきました。これを飲んでもよいでしょうか?
A5.
保管方法がよく、伊藤病院でお渡しした薬であれば、約2年間はお飲みいただいても結構です。他施設よりの投薬については、もらい受けた薬局にお問い合わせください。
Q6.海外旅行をします。いつ服用すればよいでしょうか?
A6.
日本の時間ではなく、現地の時間で服用していただいて結構です。
Q7.妊娠、授乳中の服用はどうしたらよいですか?
A7.
胎児の正常な発育に甲状腺ホルモンは必要ですので、そのまま継続して服用してください。また、妊娠中は甲状腺ホルモンの必要量が増えることがありますので、必ず主治医にその旨をお伝えください。
乳汁中に甲状腺ホルモンがどの程度分泌されているのかについて、一定した成績はありません。しかし、母親の血中甲状腺ホルモンの値が正常に維持されている量であれば、健常な母親と同じ量の甲状腺ホルモンが乳汁中に分泌されていますので、乳児に悪影響を及ぼすことはありません。そのまま服用してください。
Q8.飲み合わせが悪い薬はありますか?
A8.
一緒に併用して害になる薬はありません。ただし、下記のお薬と併用する場合は注意してください。
  • ・造血薬(鉄剤)、アルミニウムを含む制酸薬、スクラルファートを含む胃薬、亜鉛を含む胃薬 これらの薬を同時に服用すると、甲状腺ホルモンの吸収を妨げることがあります。そのため、併用する場合には時間をずらしていただく必要があります。
  • ・陰イオン交換樹脂薬(クエストラン、コレバイン) この薬は、コレステロールと同様に甲状腺ホルモンも吸着して排泄してしまうため、吸収されません。併用については医師にご相談ください。
  • ・ワルファリン、強心配糖体(ジゴシン、ジギトキシンなど) これらの薬は作用に影響を及ぼすことはありませんが、甲状腺機能の改善によって併用薬の吸収が異なるため、効果が増強したり減弱したりすることがあります。医療機関に受診する際は、甲状腺ホルモン薬を服用していることをお伝えください。

■抗甲状腺薬

Q1.薬を飲み始めてから、何か注意することはありますか?
A1.
大変まれですが、副作用として白血球が減ることがあります。多くは扁桃腺炎の症状が出ます。高熱とともにのどが痛みましたら、ただちに近くの病院で白血球数を調べる必要がありますので、すぐに処方医師に連絡して指示に従ってください。このようなケースは、初めて服用する場合だけではなく、しばらく休薬して再開した場合にも認められます。ただし起こる場合でも、飲み始め2週間から3ヶ月以内までがほとんどですので、長期間服用している方はまず心配ありません。
また、これも大変まれですが、肝臓に障害が起こることがあります。白目が黄色くなり、尿の色が急に濃くなった場合には肝障害にともなう黄疸です。その場合は薬を中止して、一両日中に処方医の診察を受けてください。このほかには、血液の検査で肝機能検査値の異常が見つかることがあります。そのため、この薬を服用し始めたら、初めの2~3ヶ月間は2週間ごとに白血球数と肝機能検査を行う必要があります。
Q2.薬を飲み始めたら、かゆみをともなった発疹が出ました。これは副作用ですか?
A2.
こうした症状は薬を飲み始めて3週間以内、多くは2週間以内に起こります。これは副作用ですので、ひとまず服用を中止して早め(1週間以内)に処方医の診察を受けてください。軽い場合には、かゆみ止めと一緒に服用するとおさまってしまいます。なお、甲状腺ホルモンが高い時期には、発疹をともなわないかゆみが起こる場合もあります。
Q3.薬を飲むと、苦味が口の中に残ることがあります。どうしてですか?
A3.
抗甲状腺薬であるMMIもPTUも、どちらも味覚異常の検査に用いられるほど苦味があります。
Q4.飲み合わせが悪い薬はありますか?
A4.
この薬は、ほかの薬と一緒に服用してもさしつかえありません。ただし、甲状腺機能が改善することにより併用薬の吸収が異なるため、効果が増強したり減弱したりすることがあります。(ワルファリン、強心配糖体)医療機関に受診する際は、抗甲状腺薬を服用していることをお伝えください。
Q5.薬を飲み始めましたが効果が出ません。どうしてですか?
A5.
抗甲状腺薬は、新たな甲状腺ホルモン合成を阻害しますが、甲状腺ホルモンの分泌は抑制しません。そのため、すでに甲状腺内に貯蔵されていたホルモンが血中に出続けるために、ある程度の時間(1~2ヶ月)が必要ですので、自己判断で服用を中止しないでください。
Q6.治療開始の時に、抗甲状腺薬と一緒にβ遮断薬(インデラル、テノーミンなど)が処方されました。このβ遮断薬とは何ですか?
A6.
β遮断薬は、高血圧症、狭心症および不整脈の治療に用いますが、そのほかに脈を遅くさせる作用(徐脈)もあります。 上記のA5のように、抗甲状腺薬の効果が現れるまでには時間がかかります。その間、甲状腺ホルモンの心血管系に対する直接の作用による頻脈(脈が速くなる)や不整脈の改善はされません。そこで、β遮断薬を不整脈や頻脈の治療の目的で併用します。通常、抗甲状腺薬が効果を現すと頻脈や不整脈の症状が改善され、β遮断薬は中止となります。しかし、甲状腺ホルモンが正常化しても不整脈が改善されない場合は、不整脈の治療は継続されます。
Q7.β遮断薬は、ほかの目的で使用することはありませんか?
A7.
甲状腺機能が亢進すると手指が細かく震える(振戦)症状が現れることがあります。この治療にβ遮断薬のインデラルなどが用いられます。
Q8.私は血圧が普段より低めなのですが、降圧薬のβ遮断薬が処方されました。どのような注意をしたらよいでしょうか?
A8.
服用後に立ちくらみなどの血圧が下がる症状が出たり、脈が1分間に50以下になったりしたら、ただちにβ遮断薬を中止して主治医に連絡してください。
Q9.β遮断薬を服用してはいけない人はいますか?
A9.
喘息の方は服用できません。
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