副甲状腺のう胞
副甲状腺のう胞とは

副甲状腺に水の溜まりができたものを、副甲状腺のう胞と呼びます。
この病気には、副甲状腺ホルモン値の上昇を示さない非機能性副甲状腺のう胞と、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌される機能性副甲状腺のう胞があり、それぞれ発生や治療法が異なります。

■非機能性副甲状腺のう胞
そもそも副甲状腺は、胎生期に魚類のえらに相当する鰓嚢というものが下垂して、甲状腺の背面に位置するものです。その下垂する過程で管が残って発生するものが非機能性副甲状腺のう胞といわれています。
■機能性副甲状腺のう胞
機能性副甲状腺のう胞の原因としては、出血や梗塞・腫瘍などが考えられています。
症状
■非機能性副甲状腺のう胞
ほとんど症状は認めません。
■機能性副甲状腺のう胞
副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、血液中のカルシウム濃度が高まります。血液中のカルシウム濃度が高くなると、のどの乾き、吐き気、食欲低下などの自覚症状や、腎臓や尿管に結石ができやすくなったりします。また、動脈硬化や弁膜症・関節炎・骨粗鬆症などを引き起こす場合もあります。
検査と治療方法

検査では、血液中のカルシウム濃度・副甲状腺ホルモン濃度測の測定によって非機能性か機能性かの判断を行い、超音波検査(エコー)やCT・MIBIシンチグラムなどでのう胞の場所を確認します。

■非機能性副甲状腺のう胞
内容液の穿刺・吸引が治療の第一選択となりますが、場合によっては経皮的エタノール注入療法(PEIT)を行います。
■機能性甲状腺のう胞
血液中のカルシウム濃度や骨の状態、結石の既往症などを考慮して、経過観察や手術の選択となりますが、機能性甲状腺のう胞は一度よくなっても再発する可能性があるため、手術を行う方が一般的です。
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