甲状腺の病気の特徴について
甲状腺の病気には、甲状腺の「働き」の変化と「形」の変化という2つの特徴があります。病気によってその両方の変化が現れたり、あるいはどちらか一方だけが現れたりします。
甲状腺の「働き」の変化
甲状腺ホルモンをつくる働きが異常を起こし、甲状腺ホルモンが過剰になったり不足したりするもので「甲状腺機能の異常」といいます。
- 【 甲状腺中毒症 】
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甲状腺ホルモンが過剰に作られ、血中濃度が増えると全身の代謝が過度に高まります。
甲状腺機能亢進症と、破壊性甲状腺炎に大きく分類されます。
- 【 甲状腺機能低下症 】
- 甲状腺ホルモンが作られる量が減ると全身の代謝が低下します。
甲状腺の「形」の変化
甲状腺がはれたりしこりができたりして形態的に変化するものです。このはれを「甲状腺腫」といいます。
- 【 びまん性甲状腺腫 】
- 甲状腺全体がそのままの形で大きくなったもの
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- 【 結節性甲状腺腫 】
- 甲状腺の一部にしこりができるもの
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各病気については、それぞれの項目で詳しくご説明します。なお、何か疑問点がありましたら医師にご相談ください。また詳しい解説や、日常生活における注意などについて説明した小冊子や書籍もご用意しています。